南国ちんあなご

マレーシア転勤を命じられたサラリーマンが、現地のリアルな情報を発信するブログ!!

★ マレーシアの食!!(概要編)

結論!!

マレーシアの食生活は楽しい!!

 はい、今回のテーマはマレーシアの食生活について書きます。

「食」は駐在先での楽しみの一つです。少なくとも私にとっては。

また逆に不安の一つであるとお考えの方もいると思います・・・。

しかしここは日本と同じアジア圏内。

食べたことない料理でも、ある程度の味の想像はできます。

基本的に美味しいです!! 

本当は一つ一つ解説していきたいのですが、膨大な量になるため、本記事ではマレーシアの食生活の概要を紹介します。 

1.マレーシアでの食の特徴

マレーシアは多民族で形成されている国で、日本と大きく異なる部分の一つですね。それぞれの文化に伴って、料理もそれぞれ特徴的です。

  • マレー系/ニョニャ系
  • 中華系
  • インド系

もちろんこの他にも、コンチネンタル系、和食系のお店もたくさんあり、その時の気分で選ぶのも楽しいです!!

①マレー系/ニョニャ系

まずすぐに思い浮かぶ料理は、

■ナシゴレン

「ナシ」=「ご飯」、 

「ゴレン」=「炒める」

そう、いわゆるチャーハンです。ただ、具は鶏肉(宗教上)で胡椒やスパイスで炒めるため、人によっては辛いと感じるかもしれないです。

付け合せは、目玉焼きか茹で卵のスライス、キュウリのスライスが3切れ程が乗っているパターンが多いです。

■ ミーゴレン

「ミー」=「麺」

よって焼きそばです。

日本で食べる焼きそばより気持ち麺が太いです。

そして若干の甘さと辛さがあります。

■ナシレマ

「ナシ」=「ご飯」、 

「レマ」=「ココナツミルク」

つまり、ココナツミルクで炊いたご飯です。

このご飯を、「サンバル」と言われる独特なソース(辛目)をつけながら食べます。

付け合せには、乾燥した小魚とピーナッツ、さらに揚げた鶏肉が添えられているパターンが多いです。

マレーシアでは朝食で良く食べられておりますが、日本人にとってはちょっと重いです。

昼ご飯とかに食べたいです。

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揚げた鶏肉が乗ったナシレマ!

■ニョニャ

日本人にはあまり馴染みが無い料理だと思います。

めっちゃザックリ言っちゃうと、「マレーと中華の融合」です。これ、かなりザックリです。

中華系の男性がマレー半島へ移住し、マレー系の女性が一緒になることで始まった文化と言われています。

ちなみに、

移住してきた中華系男性=ババ

マレー系女性=ニョニャ

他国との交易で栄えたマラッカやペナンでは、色濃くこの文化を感じることができます。

KLから車で2時間程度で行けるので、ニョニャ文化と料理を体験しに、マラッカへ行くことをお勧めします。

■サテ

日本で言うと焼き鳥です。

これも基本的には鶏肉を使用します。

ターメックなどのスパイスに付け込んで照りよく焼いたサテをピーナッツソースに付けて食べるスタイルが定番ですが、ビールのあてにはもちろん、子供も大好きな味です。

ノンハラルのお店では豚肉版もおいてあったりします。

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ビールが進む進む!!サテ!

②中華系

割と口にする機会が多いジャンルだと思います。

また、日本人の口に合うものばかりなので、選択に迷ったら中華系のお店を選ぶと間違いはないと思います。

マレーシアで美味しい中華料理はたくさんありますが、押さえておきたい料理は下の3つ。

■ 火鍋

2種類(白と赤)のスープが用意された鍋に、次々と好きな具材を入れていき、煮えたら食べるといったシンプルなモノ。

ただし、旨い!!!

白いスープは鳥ベースのさっぱりとした味を基本に、各種スパイスが入り複雑かつ繊細な味。

赤いスープは、んん~。めっちゃ辛いです。

私は最終的に白8割+赤2割のブレンドで楽しんでます。

もちろん最後は麺を入れて締めます。(麺も種類があり選べます。)

が、私はここまで来る前にすでにお腹いっぱいになってしまいます(笑)

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二種類のスープで楽しむ火鍋!

■ 肉骨茶(Bak kut teh)

決してお茶ではありません。

Klangという港町が発生で、いまでもこの地には肉骨茶のお店がたくさんあります。

豚肉、マッシュルーム、えのき、湯葉、お揚げなどと一緒に煮込んであって、ホロホロになるまで煮込まれている豚肉が何とも言えず、口に入れると笑顔になります。

お店によっては、フィッシュボールが入っていたり、ホルモンの部位も入れることができます。

この味をどうやって説明したら良いのか。。。

スープタイプとドライタイプがあり、どちらもお勧め!!ご飯が止まらない!!!

好きな人はハマります!!

私は月に1-2回は食べに行きます。(MonkKiaraからKlangまで車で40分)

個人的にはTeluk Pulai Bak Kut Tehを強くお勧めします。

 

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左がスープ、右がドライ

■ チキンライス

鶏を丸ごと茹でて骨ごとぶつ切りにし、その茹で汁で炊いたご飯と共に頂く、シンプルな料理。

しかし、シンプルだからこそお店によって全く違う味になるのが面白いこの料理。

マレーシアの鳥肉は脂身が少なく引き締まって、味にコクがあります。

どこのお店にも共通して言えるのは、茹でているのに身がパサつかず、しっとりとしていて口当たりも美味しいこと。

タレも醤油系ベースでサッパリ食べることができるので、あっという間に完食してしまいます。

■ 飲茶

 中華系マレーシアンが朝早くから、家族総出で飲茶を楽しんでいる風景を良く目にします。セイロに入った揚げ物や蒸し物を、少しずつ数種類オーダーして楽しみます。

KL市内や近郊の町には多数店がありますが、まず間違いないお店は、KLのコンコルドホテルに入っているXin Cuisine

 ホテル内に入っているため、若干値段は高めですが、間違いない飲茶を楽しめます。実際に味も抜群です。

来客時にも使えるお店として一度はチェックしておく価値はありです!

 ③インド系

 マレーシアには一定数のインド系マレーシア人が住んでいるため、あちらこちらにインド料理を楽しめるお店があります。

私はインドへ行ったことが無いので、それとの比較はできませんが、素直に美味しいと感じました。

ただ、基本的に油っこい料理が中心になるので、食べる頻度は低くなります。私の場合。

■ カレー

南インド、北インドでその様式は変わりますが、マレーシアで良く目にするタイプは、バナナの葉にご飯を乗せて、カレーを混ぜながら食べるスタイルの様式ですね。

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数種類のカレーを混ぜたりしてもおいしい!

ロティチャナイ

ナンのような生地をバターやマーガリンで焼いたものに、カレーをつけて食べるスタイル。朝食などで食べられています。 

これらのローカル料理は、手軽にホーカー(屋台)でも食べることができるし、中級~高級店も多数あるため、その時のシチュエーションや気分で選択肢は広がります。 

もちろん、イタリアンやフレンチ、その他のアラビア料理、モロッコ料理、スペイン料理なども充実しています。 

2.マレーシアで食べる日本食

マレーシアのご飯は美味しい!

でも、どうしても恋しくなるのが日本食。

マレーシアでもここ10年で爆発的に増えました。

しかも、ちゃんと日本人オーナーが切り盛りしているお店も多いです。

鮨、焼き肉、鰻、焼き鳥、豚カツ、蕎麦、うどん、ラーメン、居酒屋など、思いつく大体のレパートリーは揃っています。この記事だけでは取り扱えない程あふれています。(笑)

ただ、当たり前なのですが、値段は高めの設定です。

そして、その値段に見合っているクオリティである店(本当の意味でのコスパの良い店)は絞られてきます。

それでも気軽に日本食を食べることができるのは嬉しいですね。

鮨や焼き肉なんかは、ある程度予算を見れば、美味しいお店がそこそこあります。

しかし、美味しい蕎麦を食べることができるお店はそう多くは無いと思っています。

1つだけ、美味しい手打ち蕎麦を食べることができるお店を紹介。

KURIYA(厨)

バンサーショッピングショッピングセンターの3階。

ランチでサクッとセイロを頂くのが正解(私はいつも大盛りで頂いています)。

蕎麦湯もGood!!

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バンサーショッピングセンターに入る「厨」の手打蕎麦

駐在員の方は、アジア料理が口に合わない日本からの来客者には日本食のお店を選択することになると思うので、日本食料理屋はチェックしておく方が良いでしょう。

(この件についてはまた別記事で紹介します) 

 3.駐在中に食を楽しむポイント! 

  •  肉料理や魚料理は、必ず火が完全に入っていることを確認する。
  • 意識していないと油っこい食べ物に偏りがちなので、バランス良く食べる。
  • 物怖じせず何でもトライしてみる。

実際に、マレーシアでは血管系の病気が多く、これは当分の摂取や脂の摂取が主原因と言われています。

ここマレーシアでは日本の食材のように、生のまま/薄い味付け/油を使わない料理を食べることはなかなか至難です。ローカル料理は、炒める/揚げるが基本なので、せめて蒸す/茹でる料理を選択することをお勧めします。

 

それでは楽しい食を!!

今回はここまで!