南国ちんあなご

マレーシア転勤を命じられたサラリーマンが、現地のリアルな情報を発信するブログ!!

★ マレーシアあるある!!

国土の小さな日本でさえも、

北は北海道。

南は沖縄。

山あり海あり。

方言もさまざま。

ましてや国が変われば、生活文化が大きく異なるのもあたりまえ。

マレーシアに住んで4年弱。

日本ではなかなか感じることのできない「あるある」をまとめました。 

1.日本と大きく違うところ

①多民族国家である

 マレー系70% 、 中華系20% 、インド系7% 、その他3%で構成されているマレーシア。

 国教はイスラム教で、その他にキリスト教、仏教、ヒンドゥー教などが混在。

 外を歩いていても、様々な人種が行き交ってて、ほぼ日本人だけしか見ない日本国内の

 様子とは明らかに景色が異なる。

 言語も同じで、マレー語、英語、マンダリン、韓国語が入り混じるるカオス状態。

 正月もそれぞれに用意されている。(それぞれ毎年時期が異なる)

・ハリラヤアプサ

イスラム教では1年に1度、1ヶ月にわたり断食(ラマダン)と言われる修行時期があります。

日の出から日没まではご飯一粒どころか、一滴の水を飲むことも許されていません。

よってこの時期はビジネスアワーなども変更になることが多く、日没以降は家族総出で外食に出かけるマレー人で賑わいます。

そのラマダン明けをお祝いするハリラヤアプサはいわゆる日本の正月に相当し、実家に帰省してゆっくりしたり親戚が集まって食事をしたり大掃除したりするそうです。

 

・チャイニーズニューイヤー

中華系マレーシア人が仏教でいう旧正月をお祝いする期間。マレーシアの町並みは赤色に染まります。(中国で縁起が良いとされている色)

ライオンダンスや、全身の洋服を新調して歩く人たちが目立ちます。

旅行者や地方への帰省者も増え、初日は空港や道路が大混雑します。

飛行機代やホテル代も跳ね上がります。

多くのショッピングモールやレストランが閉まり、KLは静かな期間を迎えます。

 

・ディパバリ

インド系(ヒンドゥー教)の正月。女神であるラクシュミーをお祝いする日。

ディパバリの1ヶ月前くらいから、ホテルやショッピングモールの床にはKOLAMと呼ばれるアートが飾られます。

実はこれ、色のついたお米でできています。↓↓

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日本で言う年末年始のお正月は特にありません。

ただし、1月1日のHappy New Yearにはツンタワー周辺をはじめ、いたるところで花火が上がります。

 

②イスラム教であること

 ここは大きく日本と違うポイントだし、現地ではこの部分に対して敬意を持って生活する必要があります。

  • 1日に数回お祈りがある。
  • イスラム教徒にとっては、金曜日が特別な日であり地域によっては休日になる。
  • アルコールの摂取は御法度。
  • 豚は食べない。触らない。
  • 犬は好きじゃない。
  • 女性は肌を露出しない。
  • 未婚の男女が人前でイチャつかない。
  • ご飯はハラルフード(イスラムの教えで口にすることが許された食べ物)

 

③四季が無い

当たり前ですが、いつでも熱いです。 ただし、直射日光の当たらない日蔭や朝夜は涼しいです。

日本の都市部の夏の方がよっぽど不快。

乾季と雨期に分かれているが、ローカルに聞いてもその境目がわからない。

 (雨期でも一日中シトシト降る雨ではなくて、滝のような雨が短時間降る)

ちなみにペナンやマラッカ側と、コタバルやクアラトレンガヌ側(東海岸)は季節が逆で、東海岸側は11月後半くらいから3月終わりまでモンスーンとなり、雨風強い日が多い。

 

④タクシー代、ガソリン代、高速道路通行料が安い

今現在はGrabサービス(アプリでタクシーを呼ぶサービス)が主流で、行先と現在地を入力すれば金額まで表示されるから、降車の際に料金で揉めることも無いです。

50~60kmの距離乗っても1600円程度。

(ただし高速道路使用時は別途実費を支払う必要あり。)

3km圏内の利用なら200円程度で気軽に利用できちゃう。

また、自家用車利用の場合、ガソリン代は日本の約半額。

高速道路料金なんかは、日本の半額以下。もっと安いか??

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⑤SNSが発達している

店への注文や業者への連絡などはLineかWhatsAppで基本なんでも対応。あまり電話しない。

仕事でも客先とSNSでやりとり。

 

⑥時間に対する概念

電車の到着が3分遅れただけでもすぐに駅員が謝る、日本の時間に対する厳しさとは逆です。

約束の時間がザックリ過ぎる。

ただし、こちらが遅刻しても全く怒らない。

(内心は怒っているかもしれない)

約束の時間から1日遅れることもあるし、6時間くらい早まることもある(笑)

日本にいる時の厳格な時間軸で生活すると、イライラで身体が持たない。

  (ローカルの不動産屋に諭された。)

 

2.マレーシアあるある――生活編――

①予定通りにコトが進むことは稀

私   「今週の水曜日の夕方が良いんですけど」

業者 「わかったよ!後で日程連絡するよ!」

私  「明日の水曜日の日程の件どうなった?」

業者 「明日夕方4時でいいか?」

私  「いいよ!じゃあ明日夕方4時に待ってるよ!」

私  「もう4時半過ぎてるけど今どこにいる?」

業者 「ごめん、今日は車が故障して行けない!」

 

②部屋の水漏れ

築年数に関わらずいろんなコンドミニアム居住者から聞くこの問題。

新しいコンドミニアムでも最初から水漏れが続いて、10年以上経過したころから、修理を重ねたためか落ち着いてきたとの体験談もあり。

数回の修理にも関わらず、完全に漏水止められずに引っ越す人もいるくらい。

 

③修理に業者を呼んでも1回では解決しない

水漏れもそうなんだけど、具体的な症状と、不具合部品を説明しても何かしらの工具または部品を忘れる。または症状見に来るだけ。

 

④外を歩いている人は目立つ

マレーシアは完全なる車社会。

横断歩道なんてほとんど見かけないし、そもそも歩道が整備されている場所も少ない。

暑いし滝のようなスコールが降るこの国では、車で移動するほうが理にかなっているのでしょうね。(防犯面からも車移動が合理的)

よって、あるいている人は目立ちます。

 

⑤ママチャリを見かけない

自転車もあまり見かけません。ママチャリは一台も見かけません。っていうよりママチャリが走れる道路事情ではありません。

 

⑥道路交通事情

・車線変更や右左折時にウィンカーを出さない

・駐車場で他車が出るのを待つときは右のウインカーを出して待つ。

・あおり運転あたりまえ

・罰金にディスカウントがある

・交差点では一方向ずつ進む。対向車線が青信号の時に右折できない。

(信号で止まったら、自分が進むレーンは4番目に青信号。)

 

⑦冷房事情

タクシー、レストラン、映画館、ショッピングモールなど冷蔵庫かって暗い冷房がキンキンに効いている場所が多々あります。薄手の上着を携帯しておくと安心。

映画館に行くときは薄手のカーディガンも必須!!

  

⑧その他あるある

・意外と何でもそろう。

・意外と観光地が少ない。

・国内線の航空券代が安い。

・LCCは遅れるのが当たり前。(飛ぶだけマシ)

・ローカル飯で食卓を埋めると茶色一色になる。

・ショッピングモールの駐車場のAutoPayし忘れる。

・ショッピングモールのエスカレーター止まりがち。

・コンドミニアムのエレベーターで日本人に英語で話しかけちゃう。(知らない人だと)

・エレベーターの階数表示が複雑。

・スーパーの野菜売り場で、量り売りの野菜をそのままレジに持っていってしまう。

・急に祝日が移動、または増える。

・バトミントンが好き。

・ボーリングが好き。

・コーヒー甘い。

・地震が無い(ボルネオ島側は火山もあるため多少地震があります)。

・台風が来ない。

・蝉がいない?(鳴いているのを聞いたことが無い)

・子供が早く水泳をマスターする。  

・日本へ本帰国後にまともに仕事できるか不安になる。

 

今回はここまで!!